2025年01月12日

粒あんを砂糖でコーティング 《先斗町駿河屋の花あづき》

久しぶりの四条河原町での食事。そのあとはこれも久しぶりに先斗町を散策することにした。
先斗町にある和菓子屋に寄りたかった。一月の定番お菓子「花びら餅」が買いたかった。


先斗町駿河屋
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先斗町の中間あたりにある和菓子の店。日本的な落ち着いたたたずまい。
店の前の「いけず石」が何とも京都的な風情。


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ネット情報では花びら餅が美味しいお店に挙げられていたけれど、ショーケースの中に花びら餅は入っていなかった。
おすすめ商品の中に「花あづき」というものもあったので、花つながりで購入することにした。


花あづき
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粒あんを円柱状に固めたお菓子。表面を砂糖でコーティングしてあるが、決して甘すぎない。
1個単位で購入できるけれど、箱入りで買えばそれなりのお土産になる。


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京都的な風情がある店。京都的な風情があるお菓子。ファンもきっと多いだろう。
先斗町に来たら、また寄ってみたい。


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posted by わびすけ at 09:11| Comment(0) | 羊羹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月04日

我がソウルフード 《本家双鳩堂のでっち羊かん》

叡山電車修学院駅近くにある『本家双鳩堂』は母のお気に入りの和菓子屋だった。
※過去形で言ったけれど母はまだ健在です。

子供のころ何度かこの店で「でっち羊かん」を買った。修学院に出向く機会があれば、店に寄るつもりであったがなかなかその機会はなかった。


本家双鳩堂
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数年前に一度店の前を通った時はまだ木造の店舗であったが、いつの間にかコンクリートの近代的な店舗に変っていた。

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店の看板に記されてあるように主力商品は「でっち羊かん」である。半世紀前の我が家の定番おやつであった。


でっち羊かん
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全国的には「でっち羊かん」とは、水羊かんのことを指す。しかし京都とその周辺地域の「でっち羊かん」は竹の皮でくるんだ「蒸し羊かん」のことを言う。

半世紀前であれば京都の多くの和菓子屋が「でっち羊かん」を店に並べていた。しかし昭和の高度成長期、多くの竹林が宅地化され、これによる竹の皮の高騰で多くの店が「でっち羊かん」の製造をやめた。

一部の和菓子屋が栗を入れたでっち羊かんを高級和菓子として販売しているが、それはなんと悲しい。本来「でっち羊かん」は安価で手軽に購入しやすい庶民のお菓子であったはず。
なかにはアルミの袋やビニールで包まれた「でっち羊かん」まで販売している。これら時代の流れなんて断じて認めない。私に言わせればニセモノ以外なにものでもない。「でっち羊かん」にとっては竹の皮でくるまれ蒸されていることが絶対条件なのだ。

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本家双鳩堂の「でっち羊かん」は厚みがある。「でっち羊かん」が大好物な私にとって嬉しさこの上ない。


家から歩いて行くには少し遠い本家双鳩堂のであるが、バスで気軽に行けるところにある。今年の彼岸のおはぎは本家双鳩堂で買おうと思っている。そのときは「でっち羊かん」も買うだろう。


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posted by わびすけ at 08:47| Comment(0) | 羊羹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月12日

粉山椒との相性にオドロキ 《かぎ甚の白味噌水ようかん》

建仁寺に蓮の花が咲きそろったころ、写真を撮りに行った。この日は気温が36度に達した今年最初の猛暑日。写真を撮り終えたらすぐに帰路に就こうとした。
しかしその前に、前から寄ってみたかった和菓子屋の存在を思い出し、寄り道した。


御菓子司 かぎ甚 (【旧店名】鍵甚良房)
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何度となく大和大路通りは往復しているのだけれど、あまりこの店のことを気にしていなかった。
しかしこの店が店名を変更したとき、ネットで店のことを知り、行きたい店のリストに入れておいた。

ネット情報で買うお菓子は決まっていた。とりあえずはそれを注文。

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当初買うつもりはなかったが、看板を見ているうちに欲しくなってしまった。



水ようかん
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よくあるサイズの2倍か3倍は入っている。甘党ならばこれぐらい一人で平気。
なめらかさが好感。


白味噌水ようかん
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祇園の名店に愛用される「山利商店」の白味噌を白小豆のこしあんと合わせて炊き上げた白味噌あんを使用。
白味噌の塩気が全然気にならない仕上がりになっている。ゆず皮の風味が高相性。

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お好みで付け合わせの粉山椒をふりかければよいようだ。少しかければ、ぴりっとした山椒の風味が、白味噌ようかんの甘さを引き立てる。
間違っても一度に全部かけるべきではない。この山椒はたぶん鰻の蒲焼用。この水羊羹に対しては量が多すぎる。


評判の良さは前々から聞き及んでいたけれど、第一印象以上に印象深いお菓子だった。徒然草風に言うと「いとおかし」。


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posted by わびすけ at 18:37| Comment(0) | 羊羹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする