もしかしたら店に入るチャンスかもしれないと思いつつ、前を通り過ぎた。
加茂みたらし茶屋

下鴨神社は「みたらし団子発祥の地」であり、この『加茂みたらし茶屋』のみたらし団子は観光客が立ち寄る人気スポットになっている。
地元民である私は、幼少の頃から親しんだ「みたらし団子」である。
この日の外出目的は出雲路橋付近から月景色の撮影。ところが月の出の時間になったころに、空に分厚い雲が張り出した。ところどころに雲の切れ間があり、そこから青空が見えるのだが月は見えそうにない。早々に撤収した。
そうなると時間が余ったので、『加茂みたらし茶屋』で「月見団子」ならぬ「みたらし団子」と洒落こんだ。


店内はそれほど広くない。もし、店内テーブルが空いていなければ、庭の桟敷席を使うしかない。冬にこの席はつらい。
メニュー
この日は私を含め三人で入店。小休止だったので軽く団子で済ませようと思っていた。
みたらし団子は一皿三本。三人で分けるのにはちょうどよかったが、さすがに三人で入って注文が一皿というのは店に申し訳ない。
わらび餅なら三人で分けられそうなので、わらび餅も注文してみたら、これはすでに売り切れていた。
そこで生菓子の内容を訪ねてみた。栗餅が二つだった。三つにできないか尋ねると快く応じてくれたのでそれを注文した。
みたらし団子

みたらし団子に爪楊枝が刺さっている。スプーンも添えられている。みたらし団子に馴染みのない観光客にとってはこの方が食べやすいのかもしれないが、日本人にとっては違和感のある盛り付けだ。
加茂みたらし茶屋のみたらし団子の甘辛いタレは、醤油の苦みが控えめでマイルド。昔から変わらぬ味。
この日は12月25日。クリスマスケーキはクリスマス団子に代わった。
栗餅

滑らかな餅皮の栗餅。今年の秋はあまり栗のお菓子に縁がなかったので食べれてよかった。
平日のクリスマス、都合よく『加茂みたらし茶屋』に入ることができた。幼少の頃から慣れ親しんだ店が繁盛してくれるのは喜ばしいことだけど、連日の行列で地元民が入りづらくなってしまうのは淋しいことでもある。
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